[BTS歌詞解説] Born Singer ボーンシンガー 日本語の意味 変更点も

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2022年6月10日に発売されるBTSのアルバム「Proof」にまさかの「Born Singer」が収録されるそうで……!これまでアルバムには収録されていなかったBTSの超名曲「Born Singer」について、原曲やパート分け、歌詞の意味やRMパートの変更点などをまとめていきます。



「Born Singer」ってどんな曲?原曲は?

「Born Singer」は、2013年6月にデビューしたBTSが、デビュー1ヶ月を記念して発表した曲。「Born Singer」はこれまでBTSのYouTubeチャンネルとサウンドクラウドでのみ公開されており、CD化はされていまんでした。

さらにコンサートで「Born Singer」が披露されたのはたった2公演(計5回)のみ。「BTS LIVE TRILOGY EPISODE I : BTS BEGINS」(2015年3月28日、29日)と、「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III :THE WINGS TOUR」のファイナル(2017年12月8~10日)です。

そんな超レアな楽曲が「Proof」に入るとは。しかもカバーなのでBTSのアルバムに収録するにあたっておそらく原曲の権利者に膨大な使用料を払っているはず。そうまでして入れたかった楽曲と思うと、改めて大事に聴きたいですね。

「Born Singer」原曲

「Born Singer」はBTSのオリジナルソングではなく、原曲があります。原曲はJ.Cole(ジェイ・コール)の「Born Sinner」。原曲のサウンドに、RM、SUGA、J-HOPEの3人が韓国語の歌詞をつけて「Born Singer」として公開しました。

「Born Singer」作詞:Rap Monster、SUGA、j-hope

「Born Singer」原曲:「Born Sinner」(J.Cole)

J.Coleといえば、J-HOPEが大好きなアーティスト。J-HOPE初のミックステープのタイトル「Hope World」はJ.Coleのアルバム「Cole World」からとったそうです。

そんなJ-HOPEとJ.Coleが、2022年にはアメリカの音楽フェス・ロラパルーザで同じステージに!J-HOPEのインスタでは応援にきていたジミンとの3ショットも公開されました。デビュー直後にカバーしたアーティストと9年後に同じフェスに出るなんて、とっても誇らしかったでしょうね。

さらにその後、J-HOPEとJ.ColeがJ-HOPEのソロ曲「on the street」でコラボ!フェス共演だけでなく一緒に作業するなんて…J.Coleのパート、J-HOPEへの敬意がすごく感じられてとても良いコラボでした。

「Born Singer」収録アルバムとタイトルの意味

カバー(アレンジ?)曲ということもあって音源化されていなかった「Born Singer」ですが、2022年6月にリリースされたアンソロジーアルバム「Proof」に収録!初めて正式音源化されました。

そんな「Born Singer」のタイトルの意味は、「生まれながらのシンガー」。ラップラインが作った曲ですが、勝手にジョングクを思い浮かべてしまうタイトルです。ちなみに原曲の「Born Sinner」は「生まれながらの罪人」という意味です。

収録アルバム:Proof(2022年6月10日)

「Born Singer」意味:生まれながらのシンガー

「Born Sinner」(原曲)意味:生まれながらの罪人

「Born Singer」の歌詞の意味とパート割り、歌詞の変更点

続いて「Born Singer」の日本語歌詞とそれぞれのパート割りをご紹介します。また、この曲は2017年に披露された際にはRMのパートの歌詞が少し変更されていますので、それも合わせてご紹介しますね。青字が2017年バージョンの歌詞です。

Born Singer

Lyrics by Rap Monster, SUGA, j-hope Performed by 방탄소년단
Original Track – J.Cole – Born Sinner

[ジョングク]
俺は生まれながらのシンガー 少し遅れてしまった告白(俺は誓う)
いつも遠くにあった蜃気楼が目の前にある(ここにある)

[V]
俺は生まれながらのシンガー もしかしたら早い告白
それでもすごく幸せ 俺は大丈夫

[SUGA]
生まれて初めて防弾という名前で立ったステージ
3年前の初舞台の気持ちをもう1度思い出す

相変わらず大邱の田舎者ラッパーから変わってない でも
アマチュアという単語の上にプロと付け加えた

あれほど望んでいたステージ、ラップをしながら踊る時
まだ生きていると感じて 疲れてつらい出退勤
なんとか耐えられた 俺の人たちが見守ってるから

体が痛くても我慢できるだけの歓声が押し寄せるから
デビューする前と後 アイドルとラッパーの境界に生きても
相変わらず俺のノートはライムで溢れている
控え室とステージの間ではペンを握り歌詞を書く
これでもお前たちには俺が変わったように映るか?

黙れクソが 俺は相変わらずだ
俺が変わったって?行って伝えろよ
変わらない本質を守って 俺はいまもラッパー
3年前と変わらずラップして歌う

[ジョングク]
俺は生まれながらのシンガー 少し遅れてしまった告白(俺は誓う)
いつも遠くにあった蜃気楼が目の前にある(ここにある)

[ジン]
俺は生まれながらのシンガー もしかしたら早い告白
それでもすごく幸せ 俺は大丈夫

[RM]
正直怖かった
大口を叩いて 自分を証明するって
ペンと本しか知らなかった俺が世間を驚かせるというのが
わからない 世間の期待値とあまりにも非対称じゃないかと

怖かった 俺を信じてくれたすべての人たちを裏切るんじゃないかと

重い肩を伸ばして初舞台に上がる
刹那の短い静寂、呼吸を整えて
俺が見ていた人たちが今は俺を見てる
いつも見上げていたテレビの中の彼らを今は俺が見下ろす

走馬灯のように流れる暇もなく
一度きりのショーは始まってしまった
たった3分で蒸発した俺の3年分の血と汗
血走るマイクとの心理戦
数十秒だけだったけどしっかりぶちまけた 俺は本物だ
なあお前の夢はなんだ 俺はラップスター(本当の俺)になること 感じないか
そして降りた瞬間のその歓声 心が読めたんだ
心が読めたんだ はてなマークの代わりに微笑みだけ


何も言わずメンバーたちはただ俺の肩を叩いてくれた
まるで一昨日のことのようなのにもう20日(5年)も経ってしまった
嫌うやつは嫌えばいい あいつらがいつもやってきたこと
お前らがキーボードで冷やかしている間に俺は俺の夢を満たした
サングラス ヘアスタイル なんでディスるのか(ディスってたのか)わかるよ
なんにせよ20歳(だけど25歳)でお前よりうまくいってるのは俺だ ハハ

[V]
俺は生まれながらのシンガー 少し遅れてしまった告白(俺は誓う)
いつも遠くにあった蜃気楼が目の前にある(ここにある)

[ジミン]
俺は生まれながらのシンガー もしかしたら早い告白
それでもすごく幸せ 俺は大丈夫

[J-HOPE]
俺たちが走ってきた日々、ともに経験した日々
3年という時間、1つになった心
そうして流した血と汗が俺を濡らす
ステージが終わったあと涙が滲む
毎瞬間自分に誓う 初心を忘れないように
いつも自分らしく 最初の自分に恥じないように
だから俺たちは行くんだ
もっと上へ上へ

[ALL]
俺は生まれながらのシンガー 少し遅れてしまった告白(俺は誓う)
いつも遠くにあった蜃気楼が目の前にある(ここにある)
俺は生まれながらのシンガー もしかしたら早い告白
それでもすごく幸せ 俺は大丈夫

           

以上、BTSの「Born Singer」についてのまとめでした!

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